東京ビッグサイトの東ホールで開催されたこのイベントでは、ヨーロッパのファブリックメーカーの商品を中心に会場のセンターでトレンドブースを構成。またドイツフランクフルトのファブリック展示会「ハイムテキスタイル」のトレンドブースも再現。見やすく興味惹かれる展示となっていました。ここでもジャパンテックス同様、昨年の規模に比べると出展者数やその内容に若干の寂しさを感じざるを得ませんでしたが、丁寧に見ていくと興味深い商品もありました。ドイツの企業に買収され、世界戦略に方向転換した北欧ブランドのシナサンド。美しいアースカラーが魅力的。また、4月にミラノサローネで発表された白のファブリックを使ったドレス仕立ての展示は最も目を引いたものの一つです。昨年流行した紫と緑の組み合わせに続き、来年以降注目されるブルーを使った商品も他のブランドで幾つか見られたのも収穫でした。
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