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和紙加飾技法で新・製品開発

“ふすま紙”の加飾技法が生み出す『和の意匠』の可能性


ご提案《和紙加飾技法で新・製品開発》

“ふすま紙”の加飾技法が生み出す

『和の意匠』の可能性をご確認ください。



伝統図柄の格子模様に現代的なカラーコーディネーション。 和室が引き締まった空間に仕上がっています。黒の地紙に、 貝の粉の顔料で、光沢のある白を浮き立たせました。


わが国で生まれはぐくまれてきた“ふすま(襖)”の文化
和紙を表装した衝立などの仕切りは、中国で生まれて、日本に伝来したといわれています。その後、わが国で工夫が加えられ“引き戸”の形式の襖(ふすま)が生まれました。今から約千年前、平安朝の頃のことです。

江戸には“江戸っ子”趣味の意匠が豊富に誕生
襖の意匠は、紙や布に字や文字を描いたり、大陸から輸入される模様の刷られた紙(唐紙/からかみ)を貼ったりと、工夫が凝らされてきました。 幕府が江戸に移されここに大都市が生まれると、江戸独特の文化が生まれ、江戸の襖需要も急速に拡大します。京都を中心にする上方の文化とは異なる、実用的でお洒落な江戸っ子(武士・町民)好みの襖加工技術が育ちます(江戸からかみなど)。

今に息づく和の意匠の数々
襖紙に使われる素材にも工夫が凝らされました。越前(鳥の子)紙など“加飾に適した襖紙”が数多く登場します。こうした「紙」素材の上に、「絵柄」と「加飾技法」に工夫が凝らされ、「多様な意匠」が施されました。現在販売されている「襖紙見本帳」収録の商品だけでも、数千種類にのぼります(無地モノや素材の風合いをいかした襖紙も多数生まれます)。



豪華な「金モミ紙」の表面を加飾ができるよう加工して、 おなじみの桜雲の文様をつけました。襖紙にもまた家具 や衝立の表装にも、ご提案が可能な加飾紙です。

襖の意匠の発展が生み出した数々の和の技法
かつての日本家屋の仕切りはその多くが引き戸です。襖が機能的にも意匠的にも、マッチしていました。襖は表面の紙の張替えがきき、お部屋の模様替えを楽しむことができます。また襖戸は何回でも繰り返し張り替えて使えることから、エコの面でもすぐれています。こうした住文化のなかで、襖紙は大量に流通しました。
その活発な取引の中でさまざまな「和の意匠」の工夫が生み出されたことは、日本文化の発展において見逃がせない歴史です。
“意匠をつけた紙を貼って住空間をつくる”…そのために、「紙を貼るための裏打技術」「意匠に滲みなどが出ない糊の工夫」「染料や顔料を意匠に定着させる技法」「紙に様々な意匠づけを行うための裏技」などなどが、襖紙加工事業者によって積み重ねられてきました。



鳥の子紙に木版摺り。三種の版(紅葉・木蓮・槿)と 6色の地紙。 キラ(雲母粉)の色料を使った顔料で刷り 上げたふすま紙を6種類。これを細工貼りに張り合わ せた設えです。

東京内装材料協同組合の襖加工部会メンバー
このホームページを公開している「東京内装材料協同組合」には、数多くの襖関係事業者が参加しています。なかでも、襖紙の加飾に携わる「加工事業者」は、それぞれの得意技である『襖紙加飾技法』を伝承し、また時代に合わせた新しい意匠の工夫や手加工を合理化するための機材活用法など、いろいろと工夫を重ねています。

技術の伝承と発展/加飾技法を実用品に工夫してみたい!
それぞれの加工事業者が培ってきた和紙加飾技術は、これまでもっぱら襖紙の需要を満たすために使われてきました。しかし昨今は「住まいの洋風化」がすすみ「和室数の減少傾向」がみられます。このため、日本独特の伝統技術を伝承していくためには、この加飾技法を他の分野にも応用し、存続させていくことが必要と考えています。
歴史ある加飾法を活用し、日本独特の意匠製品開発につなげることが、本組合に参加している加工事業者のあらたな使命ではないか と考えます。



和紙にキラ(雲母)引きしてから、墨や絵の具が 載るように表面を加工した特殊な加飾画紙です。 書や日本画の作品造りにお使いいただけます。
(写真は一色春暉画伯の手描きの菖蒲の図)

和紙加飾の加工事業者が“競って試作にチャレンジ”
こうした考えの下に、各事業者がそれぞれ襖以外の分野における試作品を制作(競作)し、「加飾和紙の活用法」を、世の中に提示することといたしました。これら試作品は、本ホームページに開設しました「WEBショーケース」に掲示いたします。 試作品制作プロジェクトに参加する各加工事業者一同は、「WEBショーケース」に展示した試作品に、さらに磨きをかけ、魅力ある『和紙加飾意匠商品』の分野を生み出すべく、努力を続けてまいります。

組合・襖加工部会が新製品開発の窓口事務局を代行
WEBショーケースに展示する試作品につきましては、「注文販売」「オーダーメイド」などのご相談をお受けいたします。
(これら展示品は「手造りの和紙加飾製品(一品もの)」です。ご注文にお応えする場合、一品ごとに多少の差異=表情の変化が生じます。手加工の和の意匠の特色としてご容認いただきますよう、お願いいたします)

※ 注文やオーダーメイドのお問い合わせは、各試作品説明に掲載してある製造・加工事業者に、直接御連絡ください。